「英語の勉強したいけど文法と単語どっちから勉強すればいいんだろう」
「ほんとはどっちも同じくらい伸ばせればいいけど時間がないから集中的にどっちかを先に伸ばしたい!」
この問題は文法を先にやるべきだという人もいれば、単語を先にやるべきだと答える人もいます。
今回は一人の英語学習者の意見としてこの問題にこたえようと思います。
結論から言うと…..
ぼくは「その人のその時点でも英語力による」です。
え、何そのあいまいな答え…と思った人はいると思います。
ただどちらかと言われれば僅差で文法だと思います。
その理由を説明します。
勉強すべき範囲が単語の勉強よりわかりやすいから
単語の勉強は果てしないです。
英語の辞書には約10万語の単語が掲載されていると言われています。
それに比べて文法の勉強の範囲にはある程度のラインがあり、高校で習う範囲の文法を勉強すればほとんどの英文を読むことができ、学校でカバーしきれないレベルの文法を読むには2,3冊の文法読解の本をやりこめば何とかなる場合が多いです。
ただ単語は文章を構成する要素なので、単語が分からなければ文章を読むことができないのは確かです。
試験を受ける段階で一つでも多くの単語を知るに越したことはないです。
ただ大学入試の長文問題で出題される和訳問題などに対応するには文法・読解力が不可欠であります。
加えて選択肢を選ぶタイプの内容一致問題は文章を正確に読めないと正解に繋がらない場合が多いです。
しかもそのキーセンテンスとなる文はその文章中のほかの文より複雑になっているケースがほとんどです。
その傾向は難しい大学の入試で特に強いと思います。
より高いリーディング力を求めている人にとっては文法力は大事になってくるかもしれません。
安定しやすいから
文法の勉強は単語の勉強より時間がかかります。
これはしょうがないです。
単語は最低限文字を覚えればよく、リーディングに関しては何となく見たことある単語でも読めてしまう場合があります。
それに対し、文法は特定の文字の組み合わせや働きをきちんと理解し覚えておかないといけません。
一見単語の方が勉強が楽に見えるかもしれませんが、その分文法は勉強したあとの安定感が強いです。
つまり文章を読むのに慣れることができれば、単語の勉強に時間を回している間でも文法力がある程度の期間維持されるというわけです。
文法の勉強をする過程で単語の勉強もできるから
文法問題を解くということは文章に触れるということなので、そこで知らない単語に遭遇することがあると思います。
そしてその都度単語の意味を調べる作業をすることで単語の勉強にもつながります。
一方で単語の勉強に関しては、単語の勉強にも様々なやり方がありますが、ひたすら単語と意味を照らし合わせるやり方の場合は文法の勉強は同時に行えません。
そういう意味では文法の勉強の方がコスパがいいのではないでしょうか。
まとめ
英語の勉強は本来は文法と単語の勉強を同時並行で行えば理想ですが、
どちらかを優先しなくてはいけないとなったらぼくは文法の勉強をお勧めします!
時間はかかりますがそれに見合うメリットはあるのでぜひそれらを意識してみてください。
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