「英検1級のライティングってどうやって対策すればいいんだろう」
「具体的にどういうことを意識して勉強すればいいんだろう」
このような疑問を持っている人に向けて今回はライティングを勉強するうえで意識するべき4つのポイントを紹介します。
これをみることでライティングの勉強がしやすくなると思います。
これから紹介することは英検準1級の対策にも使えるのでぜひ見ていってください!
英検1級のレベル感
レベル感では「大学卒業程度」となっています。
英検1級の難易度はCEFRではC1レベルに該当します。
ん、CEFRって何?
CEFRとは
Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment
の略で日本では文部科学省が新学習指導要領において英語の評価指標として使っています。
試験の中身
英検1級はリーディング・ライティング・リスニング・スピーキングすべての技能を図るもので、1次試験ではリーディングとライティングとリスニングのテストを行います。
1次試験はリーディングとライティングを100分で解きます。理想論ではありますが、リーディングを60分、リスニング問題の選択肢の先読みを10分くらいかけることを考えた場合、ライティングにかけられる時間は30分ということになります。
意識すること・準備すること
1. 硬めの表現を身につける
英検1級で求められるのはアカデミックライティングです。日記や日常会話で使われるようなカジュアルなフレーズは好まれない場合があります。
そこで論文などに好んで使われるような語彙・表現を身につけるといいでしょう。
例えば、
- get rid of → eliminate
- buy → purchase
みたいな具合です。
もちろん本番でこのような硬い表現が思い浮かばないときは簡単な表現を使ってもよいですが、日々の勉強でアカデミックライティングで好まれるフレーズを習得するに越したことはないです。
2.分野別のキーワードを身につける
これも大切になってきます。
簡単な例でいうと、環境問題についてのキーワードとして”global warming”や”fossil fuel”などがあげられます。
よく見る簡単なものからでよいので使いこなせるキーワードを増やすことは表現の幅を広げるのに必要です。
これをどうやって勉強すればいいかというと、僕が思いつくのは普段からキーワードを身につけたいジャンルの英語で書かれたサイトを読むということです。
これかなり地道です。
頭の中に記憶として刻むには何回もそのワードを読む必要があるからです。
ただこの勉強をする過程でライティングのネタを増やすことにもつながるので一石二鳥と言えるでしょう。
3.具体例として出しやすい事例を覚える
最初の主張を支える理由を記述する際に数字つきの具体例があると効果的です。
一番理想なのは、日ごろから世界の時事問題に目を通し、それを英語で記述できるようになることです。
ただすべての問題について目を通す必要はなく最低限いくつか覚えれば大丈夫だと思います。
ぼくが汎用性がありわりと使っているものを何個か書いていきます
- 世界の人口は増えていき2050年には10億近く、2100年には10億を超えると言われている
- 2011年に福島で原発事故が起きてしまった
- テレビなどに加えてSNSなどのウェブサービスの進化とスマートフォンの普及によって過去10年間で人が接する情報量は530倍以上になっている
とりあえず3つ書いてみました。
1つめの事例は人口問題や経済問題、食糧問題について使用することができます。
2つめは原子力発電の問題について利用できます。
3つめはグローバル化について具体例として使うことができるのではないでしょうか。
このように時事問題のような細かい具体例を覚えるより汎用性のある具体例を覚えるほうが覚える負担が軽い場合があるのでおすすめです。
4.テンプレートを覚える
英検1級では200から240文字で書くという条件があるため、事前に汎用性がある決まり文句をいくつか用意しておくと文章を書く際の次数稼ぎにもなる上に文章の流れも自然になってきます。
例えば、3つの理由を書く際に一つ目の理由ではFirst, 2つ目はSecondly, 3つめにはFinally, などといった感じです。
これは簡単な例ですがこれ以外にも最後の結論を述べるパートでは、In conclusion, から続けて譲歩の形にする方法があります。
In conclusion, although it is true that …反対意見… , …最初の意見の繰り返し… .
上のような形で書くとあらかじめ決めることで本番何を書けばいいかが圧倒的にわかりやすくなります。
自分なりに書きやすい型を見つけてアウトプットしていくことをお勧めします。
5. 時間をはかって解くが….
最後に過去問や問題集から書くテーマをきめ時間をはかって解く練習は必要です。
最初は30分くらい時間をはかって解きます。
ただ慣れてきたら5分短くして25分で解く練習をするといいかなと思います。
25分で解くことになれると本番でかなり余裕をもって書けるようになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
英検1級の英作文はかなり条件が厳しいですが、きちんと対策をすればある程度の点数は確実に取れると思います。
採点項目が4つあり、内容・構成・語彙・文法があります。
時間がある人は対策しやすそうな項目から対策していくといいでしょう。
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