英検準1級と1級の問題・難易度の違いを解説します!

「今英検準1級にチャレンジしてるけど、もし受かったら1級もチャレンジしてみようかな」

「英検準1級と1級ってどのくらい難易度が違うのかな」

今回はこの悩みを解決すべく英検準1級と1級の難易度と問題形式の違いについて解説していこうと思います。

実は「準1級と1級は何もかも全く別物!」っていうわけではないんですよね。

両方の級を知らない人のためにもわかりやすくなっていますのでぜひ最後まで読んでください!

問題構成の違い

結論から言うとリーディングとライティングはほぼ変わらず、リスニングとスピーキングは違いがはっきりとあるです。

細かく見ていきましょう

リーディング

準1級と1級も最初に25問の語彙問題があり、その次に16問も長文問題があります。

その16問ある長文問題は各3問の空所補充問題が2つと3問の内容一致問題が2つ、4問の内容一致問題が1つになります。

 語彙問題空所補充問題内容一致問題
英検1級25問6問10問
英検準1級25問6問10問

どのくらい難易度が違うかは後ほど書いていきます。

リスニング

リスニングは構成も問題数も変わってきます。

   

 Part1Part2Part3Part4
英検1級10問10問5問2問
英検準1級12問12問5問×

   

準1級は1級のPart4がない分、Part1とPart2の問題数が多いんですよね。

ライティング

ライティングも条件は違えど、社会問題をテーマに1問出題されるという構造は変わらないです。

どのくらい条件が異なるかは後ほど書いていきますね。

スピーキング

スピーキングの内容も準1級と1級だと変わってきます。

面接の冒頭は日常会話をします

ここまでは2つとも共通しているのですが、

準1級ではその次にナレーション問題というのに挑戦します。

これは配られた4コマ漫画に描かれている状況を考え、それを読み上げるというものです。

それに対し1級ではトピックカードという5つのトピックが書かれたものを受け取り、その中から1つを選んでそれに関するスピーチを2分間行うというものです。

それらが終わると、次に準1級では社会問題に関するなどの質問が4つ出されるのでそれに答えます。

1級ではスピーチの時に選んだトピックに関してそれに関連した質問をされるのでそれに答えます。

以上が2つの級の全体的な流れになります。

これを読んだ時点でスピーキングはどっちが難しそうかなんとなくわかりますね….

 
英検1級簡単な日常会話トピックを選んで2分間のスピーチトピックに関連した質問
英検準1級簡単な日常会話シチュエーション問題社会問題などに関する質問

問題の難易度

ここからはそれぞれの分野の客観的な難易度の違いと僕の体感的な難易度の違いについて話していこうと思います。

リーディング

最初の語彙問題に関して言うと共通して言えることは「しっかり勉強しないと点が取れない!」です。

当たり前な気もしますが、2級までとは違って初見でなんとなく見たことあると思える単語の数はすごく少ないです。

ただ準1級レベルだと大学受験で頑張って英語の勉強に力を入れた人なんかは初見でも見たことある単語が多いということはあると思います。

しかし1級だと受験レベルでも見かけないような単語がずらずら並ぶので、単語帳を1から勉強しなきゃいけないという人がほとんどだと思います。

「1級だと語彙問題の問題文ですら難しいんじゃないの?」と思っている人がいるかと思いますが、意外と英文はかんたんでそこのハードルは高くないので、純粋に空所の答えが分かるかどうかの勝負になります。

長文問題について話すと、「準1級も1級も難易度は変わらない」と語る人がいるのですがぼくは普通に1級の方が読みづらいと思いますし実際そう思っている人は多いのではないでしょうか。

何でかっていうと、やはり1級の方が語彙が難しいんですよね。専門用語や固有名詞の数も増え、あと1つ1つの文章が長い傾向にある気がします。

1文が長ければ長くなるほど読みづらくなるのは当たり前ですが、そのめちゃめちゃ長い文章が解答のキーセンテンスになっていることがあるんですよね。

準1級も十分長いんですけど、1級の語彙が難しいぶん全体の話の流れをつかむのが大変になってきます。

ライティング

ライティングは文章を書く時の条件が異なります。

準1級だと文字数が120から150で最初の主張を支える理由というのを4つ提示されているポイントのうちから3つ選ぶ形式になっています。

それに対し1級は、文字数が200から240で、準1級のポイントにあたるものがなくすべての理由を自力で考えなくてはいけません。ここが難しいところです。

リスニング

リスニングは正直ぼくがあんまり得意じゃないのもあって説得力がないように感じるかもしれません。

ただわかるのは選択肢は1級より準1の方が読みやすいです。特にPart1ですかね。

リスニングのよほどの自信がない人は先読みするの必要になってきます。

先読みをすることで問題によってはどんなことが話されてどんなことが質問されるのかが分かったりするので、

そういう意味でいえば準1の方が取り組みやすいと言えます。

スピーキング

スピーキングは先ほども書いた通り、シチュエーション問題とスピーチと分かれています。

シチュエーション問題は見たものを見たまま語っていけばいいですが、スピーチではきちんと事前に社会問題に対して一定の理解を深めないといけません。

準1級に合格するよりハードルがかなり高いように思えます。

まとめ

こんかいは英検準1級と1級の問題・レベルの具体的な違いについて解説しました!

意外とリーディングはやることに違いはなく準1レベルを持っている人なら比較的対策がしやすいことが分かりました。

今準1級にチャレンジしてる人でまだまだ英語の勉強のやる気がある人には是非1級にチャレンジしてほしいと思います。

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